はしやんソフト

声の主を目の当たりにしたユウは絶句した。 目の前で魔物と戦っているのは、LOSTしたとばかり思っていた兄のガーヴだったのである。

アイリーン「こんなことって…」

困惑するアイリーンらにガーヴから声がかかる。

ガーヴ「すまん、手を貸してくれないか？こいつら、レベルを吸い取りやがるんだ。剣じゃ戦えない！」

剣を振り回してナイトストーカーをけん制するガーヴ。ユウが両手を自分の前に突き出し、呪文の詠唱を開始する。

アイリーン「ユウ、待って！」
ユウ「でも！」

アイリーンの制止に一旦は躊躇したものの、結局呪文を発動するユウ。 ガーヴを囲んでいたナイトストーカーが次々に倒れた。
敵を一掃し、兄に駆け寄るユウ。アイリーンは、そんなユウを今度は体を張って制止した。

アイリーン「この人は、ガーヴなんかじゃないわ」