はしやんソフト

#1から始めるウィザードリィ
第25話 「大魔道師?クロイツ」

初版:2001年03月18日
更新:2003年06月21日

S)TORY

このパーティは、FIGHTERx3、PRIESTx1、MAGEx2という異色の構成である。 そのことに疑問をもったユウに、アイリーンが答えた。

アイリーン「救出パーティだからシーフはいらないでしょ?でもビショップがいないのは…。クロイツさんの能力が足りなかったのよ」
クロイツ「また、年寄りの悪口かいのぅ?」
アイリーン「ひぃ」

突然、会話に割り込んできたクロイツ。耳の遠い彼だが、こういう時だけはちゃんと聞こえるらしい。
冴えないメンバーが目立つこのパーティだが、マーフィー戦あたりから頭角を表し始めた。 シロー、ソーメン、ボボコフがSTRENGTH18を保ち、現れるマーフィーを次々に倒す。 当時のガーヴやオカサーファーとは比べ物にならない強さだ。
マーフィー戦では、メイジのユウやクロイツに出番はない。攻撃補助呪文も、今の前衛の3人には必要ない。 杖を構えながら前衛の3人の戦いを見守るユウ。しかしクロイツは…寝ていた。

アイリーン「ちょっと、クロイツさん!寝てないで呪文の1つでも唱えたらどうなの?」

アイリーンの言葉で目を覚ますクロイツ。

クロイツ「…しょうがないのぅ。ユウさんや、眠りの呪文はなんていったかのぅ?」
ユウ「KATINOですよ」
クロイツ「なんぢゃって?TI?」

ドーン!!

核の爆発に包まれる室内。血相を変えてクロイツに詰め寄るアイリーン。

アイリーン「なにやってるのよ!こんな部屋でTILTOWAIT唱えたら全滅するじゃない!」
クロイツ「はて…。わしは、そんな呪文知らんがのぅ」


D)ICTIONARY

TI
ウィザードリィでは唱える呪文の名前を入力することで呪文を選択するが、ダブっていなければ最小の入力で構わない。例えば、魔法使いの最強の攻撃呪文であるTILTOWAITは、TIと入力するだけで使用することができる。


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