はしやんソフト

#1から始めるウィザードリィ
第24話 「新パーティ誕生」

初版:2001年03月17日
更新:2003年06月21日

S)TORY

アイリーンが呼ぶと、木陰から4人の男が現れた。4人は、なぜか順番に自己紹介を始めた。

シロー「私はシロー。君のお兄さんとは直接関係ないがパーティに加えさせてもらった。まあ、サービス残業みたいなものだ。」
ユウ「?」

古代武器ゴルフドライバーを持つ大柄の男シロー。彼は何を言いたかったのか?

ソーメン「ニーハオ。私、ソーメン、アルネ」
ユウ「ユウ=ハシヤンソフトです。ソーメンさん、額に泥がついていますよ」
ソーメン「こ、これは…なんでもない…ただの泥アルヨ…泥アル」

ユウの言葉になぜか慌てるソーメン。さっきまで食べていた素麺をドンブリごと地面に落としてしまった。

ボボコフ「ワタシ、ボボコフ。ヨロシコ」
ユウ「ボボコフさんは、外国の方ですか?」
ボボコフ「ハイ、アリガト」

防寒着に身を包んだボボコフ。背中にはウォッカと書かれた大きな酒樽を背負っている。

クロイツ「わしは…」

自称魔法使い歴70年のクロイツ(アイリーンがギルガメッシュの酒場でスカウトした時に本人が言っていた)。名前を忘れたのか自己紹介の途中で止まってしまった。
全員と話して、すっかり元気をなくしてしまったユウ。アイリーンがユウに耳打ちした。

アイリーン「ユウ、ごめんね。変なやつばっかり連れてきちゃって。でも、今日ギルガメッシュの酒場に行ったら、この4人人しかいなかったのよ」
ユウ「…」
アイリーン「そんな元気のない顔しないでよ。いないよりマシでしょ?私たちで、なんとかしよ?」
ユウ「…でも」

一呼吸ついてユウが言った。

ユウ「…みんな強そう。私、足手纏いにならなければいいんだけど…」
アイリーン「え…」

ユウの言葉に呆然とするアイリーン。とにかく冒険に出発だ!


C)HARACTER

シロー
シロー=モリオ。大柄で何が起きても動じない男。時々問題発言をする。ボーナス5ポイントのダメ戦士。

ソーメン
カンフーの達人。彼の額にはいつも泥がついている。泥のことには触れないほうが良さそうだ。

ボボコフ
物語の中では人種を問わず日本語を使っているのに、なぜか日本語オンチなボボコフ。いつもウォッカの樽を背負っている。

クロイツ
キャリア70年のベテラン魔法使い。


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