はしやんソフト

#1から始めるウィザードリィ
第39話 「出口なきダークゾーン」

初版:2001年05月28日
更新:2003年06月21日

S)TORY

冒険の舞台は地下8階へ。ここも7F同様「ワードナの手抜き」と称されるフロアである。
探索中、モンスターが珍しい宝箱を落としていった。真紅の宝石がちりばめられた宝箱である。 宝箱を開けるべく準備にかかるデーブ。しかし…。

エチゼン「せっかくだから、おれはこの赤の宝箱を開けるぜ!」
ガーヴ「やめ…」

エチゼンを制止しようとしたガーヴの言葉は、ダンジョンの別の場所で響いた。 どうやらTELEPORTERのトラップに引っかかったようだ。
彼らが飛ばされた先は運悪くダークゾーンの中だった。

エチゼン「赤いものを見ると我慢できないんだ…」

反省するエチゼンの声だけが聞こえてくる。
おんぷちゃんとフォンがDUMAPICで現在地を確認しながら出口を探したが、一向に見つかる気配はない。 また、ダークゾーンの中にはテレポートトラップが仕掛けられており、脱出は困難を極めた。
数時間歩き探しまわったが出口を見つけることはできなかった。 DUMAPICの使用回数も底を付き、手探りで出口を探す。

それからしばらくしてオカサーファーがパーティ以外の人の気配に気づく。 別の冒険者のパーティが迷い込んできたのだろうか。

ガーヴ「誰かいるのか?」

そう尋ねたガーヴに返ってきたのは、なんと攻撃魔法だった。 出口なきダークゾーン。疲労が極限状態にあったパーティを仕留めるには十分過ぎる魔法だった。


D)ICTIONARY

ダークゾーン
全く視界の効かない闇のエリア。ダークゾーン内は、壁に沿って歩いた歩数を覚えながら進むしかない。


P)RECEDING STORY T)OP N)EXT STORY