それは全員がレベル2になる直前のことだった。 ドアを開けた瞬間、コボルドの群れに奇襲され、1ターンで逃げたのに6人パーティが2人になってしまった。 一瞬の出来事だった。 生き残ったフォンとエチゼンの2人パーティでシコシコお金を貯めて死んだメンバーを蘇生していった。 途中、マーシーとオカサーファーが灰に…。やはり名前が悪かったか。 やっとのことで全員が復活。最初のメンバーで冒険をするのはもう無理だと思い始めていたのでかなりうれしい。 ちゃんとキャラの設定考えてあるんだからせめて公開するまで長生きしてくれ。 さて、そろそろマッピングを始めたいと思う。攻略本を使えば問題ないんだろうけど…。 「もったいない。そんなことをしたら、このすばらしいゲームがすぐに終わってしまうじゃないか」
灰に…ウィザードリィの世界ではキャラクタが死んで蘇生に失敗すると灰になってしまう。 灰になった状態でさらに蘇生に失敗するとそのキャラクタは消えてしまう(これをロストという)。 このゲームではキャラクタ消失の恐怖が常に付き纏う。だが逆に恐怖に対する緊張感がプレイヤーたちを夢中にさせる要素になっているのかもしれない。
マッピング地図をノート等に書き出すこと。迷いやすい3Dダンジョンのゲームでは、やるとならないでかなり違ってくる。 もちろん当時はオートマッピング等という便利なものはない。