ShadowBane日記 2003年09月21日
「戦乱の世界」


PKされた。4人で狩りに来たものの、(私のレベルだと)経験値が1点しか入らないところに行くというので、 それを英語で伝えようと1人立ち止まって離れたところをやられた。
誰かと思えば昨日、一緒に狩りに行って「あ、間違った」とかいって他の人を攻撃したり、 レベルはイマイチなのにルートだけはピカイチな速さでやる、うさんくさいやつ。
そいつともう一人にまんまと殺されてしまった。 でも、狩りを始めたばかりで敵から剣を1本ルートしていただけだったので、 相手も「ちっ、しけた社長だな」と思ったに違いない(笑)。

グループチャットでPKと反対側の方向に走るように指示したものの全滅><。 全員が街に戻された。グループの一人が言った。

「ちっ、くそやろうめ。ぶっろしてやる。社長、おれの別キャラを召喚してくれ」。

召喚してみると、このサーバー最大のギルドUNのR5のケンタウロスが登場!R3そこそこのPKは、おそらくゴミのようにやられてしまうだろう。
死んだ場所に戻ってみたものの、PKの姿はなし。だが…検索で所属ギルドが判明した模様。相手が悪かったかPK君、ギルドごと消滅させられるに違いない。その後、調べてみたらPKの所属ギルドが空欄になっていた。PKのせいで追放されたのかも。
このゲーム、PKをやっても数値的なペナルティーは何もないけれど、場合によっては数値的な物より遥かに痛いペナルティーを科せられることになるかもしれない…。
それにしてもUNのR5ケンタウロスは頼りがいがあって格好良かった。感謝をしつつ、最大ギルドに所属して力を蓄えるのも手かな?と思った。

その後、しばらく狩りをして解散。一緒に街に戻ったR1の人に「私のキャラを育てるの、手伝ってくれない?」と言われた。なんだこいつ…と思ったのだが実は違って「君のキャラ、育てるの手伝ってあげようか?」だった。 とにかく行ってみると…。


なにこれ、マジで〜><。死ぬ、死ぬって!
でも、こんなヤバイのを一人で倒してくれて経験値どっさり。だけど、SBは自分のレベルにあった敵を倒さないと経験値が下がるので、効率はあまりよくないみたい。それでも経験値10000over、20000overが次々に…。
途中、回線が切れたのか一緒にいた人がいなくなってしまったので、こんなドラゴンだらけの場所を泣きながら走って帰ってきた。

レベルが37になり、36を超えたせいで今まで拠点として使っていた非武装地帯であるNPC CITYに所属できなくなった。これからNPC CITYに行く場合は誰かに召喚してもらうか、近くのプレイヤーシティに飛んでから徒歩で行くしかない。ちょっと不便かも^^;(ここまでレベルが上がったら、どこかのギルドに所属しなさいな、ということかな)

KTに行こうと思っていたので、KT之路地裏という都市に飛んだ(飛ぶとそのギルドの所属になる)。
見ると、その街の命である生命の木(戦争時にこれが0になると街が滅ぶ)に魔方陣が出現していた。 この街が攻撃されようとしている…。1つの建物が黒い煙をあげて大破していた。

KTに行くと、さっきのプレイヤーシティが街を守るための兵員を募っていた。 レベル37とはいえ、戦争をするにはまだまだゴミ。でも、KTに近くこれからも利用させてもらうこともあるので、 Healくらいならできるかもしれないと思い、参加してみた。
続々と防衛軍が膨れ上がり40人以上にはなっただろうか。そして戦いの時は来た。

SBでは、宣戦布告する側がベインサークルという魔方陣(?)を攻撃する街の近くに召喚し、 いくつかのフェイズ経て開戦。攻撃側が生命の木を破壊すれば攻撃側の、防御側がベインサークルを破壊すれば防御側の勝利になる。

街を出る前に誰かが聞いた。

「どこが攻めてきたの?」

戦争の相手国は知っている名前だった。UN…このサーバー最大のギルドであり、昼間、私のグループを襲ったPKを退けようとしてくれた人もこのギルドの所属だ。
敵対勢力と見なされれば後々…。でも今は戦うしかない、いやむしろ戦いたい。自分の思いと裏腹にこのキャラの人生があらぬ方向に出来上がっていくのが楽しくさえ思えた。

そして開戦。KTに集結した軍勢は固まって慎重に行軍を進めた。そして、街の東側で戦闘に突入した。
次々に魔法が飛び、双方の戦士が突撃した。目の前(画面)が真っ白になり、視界が回復した時には、自軍のグループが半分になっていた。
その直後、移動しようと思ったもののラグで動けず。さらに動けなくされて、あっさりと戦死。

なんとかKTに戻った時には戦争は終わっていた。そして1つのプレイヤーシティが地図から消えた。
KTでは敗軍になってしまったギルドマスターが防衛に参加してくれた兵士たちを労っていた。 そこに凱旋がてら、次々に流れ込んでくるUNの軍勢。
その中には、昼間の「あの」ケンタウロスの姿もあった。



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