ShadowBane日記 2003年10月26日
「Torryの戦争レポート「白学塾攻防戦」」


巨大PK勢力AoD(Axis of Darkside)の解散を受けて、国際連合(United Nations)が解散した。
その後、UN内で最大の構成員を誇っていたギルドZero、同じくUNギルドのRising Sun、 PKKギルドのPhoenix等は、Order of Morlochを建国。 UNの実権を握っていたとされるThe Eliteは、この連合に含まれていない。


さて、新生UNともいうべきOrder of Morloch(以下、OM)が、とあるトレイナーシティに宣戦を布告した。 街の名は白学塾(戦争用にFlower Gardenに変名)。全ての職業のトレイナーを網羅する優良プレイヤーシティである。
なぜ、この優良都市に「秩序」を謳うOMが宣戦を布告したのか。 実はこの都市、PK勢力AoDに参加し、今なおPK活動を続けるVarietas delectat(以下、VD)の資金源になっていたのである。



私Torry war-Journalistは戦争ジャーナリストとして、戦地Flower Gardenに最も近いオープンシティ、Arvin Treeに赴き潜入取材を開始した。
Flower Gardenは島国なのでOMはこの街を基点に戦う意外なく、開戦間際になると島の海岸に兵力が集結しだした。
OMが動くまで、しばらく海岸で待機。さすがは国際連合を形成していた軍である、私がいても攻撃ひとつしてこない。非戦闘員を攻撃すれば、ジュネーブ条約に抵触するからであろう(…)。
だが、やはり怪しまれたか、指揮官らしき男に声をかけられた。

「君は何者だ?」
「ご心配なく。私はジャーナリストです」
「ジャーナリスト?ここは危険だ。帰りなさい」

私は素直に身を引き、海岸から街へ戻った。残念ながら私がスパイでないという証拠はない。 彼の忠告を無視すれば殺されるだけだ。
尚、指揮官が挨拶代わりに私に弓矢を発射したせいで、Arvin Treeの街のNPCガードが反応、 OM軍とArvin Treeの防衛隊との間で小競り合いが起きた^^;



引き下がったが、ここで本当に引いてはプロとは言えない。
OM軍が行軍を開始したのをTrackで確認して、私も行動を開始。 無事、戦地Flower Garden(以下、白学塾)への潜入に成功した。
街では、上陸したOMと白学塾防衛隊の間で戦闘が繰り広げられていた。 戦況は白学塾側の優勢。
マップを見るとわかるように、OMが基点とするArvin Treeから白学塾までは、 かなりの距離がある。私のように移動と飛行に秀でたキャラクタでなければ、 直接上陸することは容易ではない。
このため、OMはまず白学塾北部の小島に上陸を試みたようだ。 だが、私が確認した時にはこの小島も白学塾の部隊に占拠されていた。 実にうまい。
結局、OMによる白学塾攻略作戦は失敗。白学塾側の勝利で幕を閉じた。

白学塾は、OMに宣戦を布告された時点でトレイナーシティとして機能しなくなったため、 今後の侵攻に対する防衛は行わないとしている。
だが、地の利を活かして戦える絶好の場所であり、優れたトレイナーシティを無駄にして欲しくない、 個人的にはそう思った。

OMは、白学塾を攻略したとして、この先、これに替わるオープントレイナーシティの建設を考えているのだろうか? PKギルドの資金源であったかどうかに関らず、この街が多くの人々に愛され、利用されていたことは事実だ。 敵対勢力を潰すというだけなら、ただの戦争屋である。OMの今後の対応に期待したい。



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